■シモン芋との出会い
私は熊本出身なのですが、昭和51年にここ西都市にやってきました。もともと病弱だった私が、特に体調を崩し入院した時がありまして、2人の子供達のことを考えると、1日でも早く退院したかったのです。
そこで色んな漢方や薬草の勉強をして、本の通りに薬草を使用したりしたのですが一向に良くなりませんでした。
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そんな時以前うわさに聞いていたシモン芋のことを思い出し、取り寄せて試してみたのが私たちとシモンの出会いでした。
■シモン芋の研究と開発 [楊天和医学博士・貴島先生と共に]
とにかく不思議な力をもつシモン芋。 病弱だった私が、その力を十分体験できたことが、今日のシモン芋栽培につながっていると思います。
当時は、「自然捕食研究所」として、とにかくシモン芋の由来、成分、栽培方法、土壌改良について薬草研究科でもある貴島弘之先生と共に研究しました。
数年にわたる栽培実験を繰り返し、収穫したシモン芋の成分を調べ、シモン研究の第一人者である楊天和医学博士にも度々お世話になりました。
やはり、南米由来のシモン芋は、日本の土壌で栽培するにはそれなりの調査、工夫が必要だと、この時よくわかりました。
そのような研究の成果として、共に研究して頂いた貴島先生のもとに、楊医学博士より私どものシモン芋に対する「推薦状」を頂いたことが、何よりの喜びでありました。
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■九州シモン本舗として
そんな楊医学博士の勧めもあり、古代から豊かな土壌を形成してきた宮崎県西都市一帯がシモン芋の栽培に最適であるため、自然捕食研究所から九州シモン本舗とし、1979年より宮崎の西都市でシモン芋の栽培と製品化を始めました。
楊医学博士にはその後もお世話になり、先生のシモン芋に関する講演会でも、度々ご一緒させていただきました。
本物のシモン芋を守るため、登録商標や製造特許を取得しておりますし、シモン芋はそのままでは独特なにおいがあるため、あく抜きの技術も楊天和医学博士とともにシモンの普及に尽力された貴島氏により伝授され商品開発に活かしております
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講演会の様子(昭和60年前後) |
■日本初の「シモン茶製造 特許 第1601872号」取得
シモン芋に含まれる鉄分やミネラルなど、豊富な栄養素をもつシモン芋の栽培を確立させたときに、その葉や茎の栄養素にふと気付きました。
通常の甘藷といわれる芋には、葉酸や葉緑素などの有効成分はほとんど見られないのに対し、シモン芋にはもちろんのこと、葉や茎の部分にもより多く含まれることがわかったのです。
このことをもとに、シモンの葉や茎を用いた「健康茶」を考え、臭みや苦味を取り除き、賞味期限としてもお茶として提供できる研究・開発を行ないました。
その結果、平成3年に「シモン茶製造特許第1601872号」を取得し、今日まで皆様にシモン茶をお届けしております。 |
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